フェリーチェ・ベアトの写真
人物・風景と日本の洋画

2017年9月9日(土) - 12月3日(日)

時間:
9:30-17:00(入館は16:30まで)
休館日:
月曜(ただし9月18日、10月9日は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)
主催:
DIC株式会社
後援:
千葉県、千葉県教育委員会、佐倉市、佐倉市教育委員会

入館料

  • 一般 1,300円
  • 学生・65歳以上 1,100円
  • 小中学生・高校生 600円

団体(20名以上):

  • 一般 1,100円
  • 学生・65歳以上 900円
  • 小中学生・高校生 500円

障害者手帳をお持ちの方
(付き添い1名まで同料金):

  • 一般 1,000円
  • 学生・65歳以上 800円
  • 小中学生・高校生 400円

※各種割引適用には学生証や保険証などの身分証明書が必要です

概要

フェリーチェ・ベアト(1834-1909)は、19世紀半ばに中東やインド、中国などで撮影を行い、異国の風景や、インド大反乱、第二次アヘン戦争など戦場を記録する写真家として活躍しました。1863年には画家ワーグマンを頼り日本に赴き、幕末から明治にかけて、横浜を拠点に、江戸や長崎など各地で風景や風俗を撮影しています。1884年に離日しますが、ベアトが写した写真は、海外向けの輸出品として盛んになる、いわゆる「横浜写真」の嚆矢として高く評価されるとともに、150年前の光景を現代に伝えるものとして、われわれの眼に非常に魅力的に映ります。

一方、近代日本の視覚表現において、写真は重要な役割を果たしています。油彩画の技法と写真技術はともに西洋から日本に伝えられますが、洋画に取り組んだ画家たちは、場合によっては写真も参照しつつ、構図を学び、風景を見いだし、芸術性の高い油彩画をつくりあげてゆきました。

本展は、DIC川村記念美術館が所蔵する3冊のアルバムから写真約180点と、そこに見出される「人物(風俗)」と「風景」という観点において、日本における草創期の洋画作品18点をあわせて紹介するものです。西洋から日本に向けられた視線と、それを受けて日本で育まれた、芸術へと向かう視線を比較しながら、東西の文化の関わりを見つめなおす機会になればと考えています。

※ベアトの生年に関しては1825年あるいは1832年とする説もある。

会期中のイベント

講演会①

三井圭司(東京都写真美術館学芸員)
「フェリーチェ・ベアトの写真技術」
9月23日(土) 13:30-15:00
会場=レクチャールーム(13:00開場)
予約不要|当日12:30より受付にて整理券配布|定員50名|入館料のみ
 

講演会②

エバレット・ブラウン(元EPA通信日本支局長/ブラウンズフィールド代表)
「日本の面影」
10月14日(土) 13:30-15:00
会場=レクチャールーム(13:00開場)
予約不要|当日12:30より受付にて整理券配布|定員50名|入館料のみ
 

担当学芸員によるギャラリートーク

9月9日(土)、10月28日(土)、11月25日(土) 14:00-15:00
14:00エントランスホール集合
予約不要|定員60名(イヤフォン使用予定)|入館料のみ
 

ガイドスタッフによる定時ツアー

上記講演会・ギャラリートークの開催日を除く毎日 14:00-15:00
14:00エントランスホール集合
予約不要|定員60名(イヤフォン使用)|入館料のみ
 

古典落語とハープ即興

柳家吉緑(落語協会二つ目)
彩愛玲(ハープ)
落語演目:「死神」「妾馬」 
11月18日(土) 17:45開場 / 18:00開演
要予約|全席自由
チケット発売日=友の会8月23日(水)、一般9月16日(土)
料金=一般3,800円(当日入館料込み)、友の会3,300円