美術館

HOME > 美術館 > 展覧会 > 過去の展覧会

過去の展覧会

中西夏之
韻 洗濯バサミは攪拌行動を主張する 擦れ違い/遠のく紫 近づく白斑

《擦れ違い/S字型還元》 2012年 油彩、カンヴァス
259.0×194.0cm 個人蔵 撮影:渡邉 修

会期
2012年10月13日(土)-2013年1月14日(月・祝)
開館時間
午前9時30分-午後5時
(入館は午後4時30分まで)
休館日
月曜日(ただし12/24、1/14は開館)、12/25-1/1
主催
DIC株式会社
後援
千葉県/千葉県教育委員会/佐倉市/佐倉市教育委員会

本展覧会は終了しました。
本内容は展覧会開催期間中の情報で、現在開催中の展覧会情報とは異なりますので、ご注意ください。

 1950年代末より活動を開始した中西夏之(1935-)は、以来50年以上にわたり絵画という概念自体について根源的な思索を深めながら制作を重ねています。その作品は絵画についての思考と実践の到達点として高い評価を得ており、国際的な関心も高まっています。
 本展は、初期の《韻》シリーズ(1959-60)、《洗濯バサミは攪拌行動を主張する》(1963/1993)、および《擦れ違い/遠のく紫 近づく白斑》連作(2010-12)を中心とした最新作という3つの時期の作品を一堂に紹介することで、その業績を貫く視点を探るとともに、中西夏之の絵画の世界を広く紹介するものです。

1959年から60年にかけて制作された《韻》シリーズは、砂を混ぜた塗料による画面をスプレーガンと筆で二重に描かれたT字型が膜面のように覆う作品です。1963年に読売アンデパンダン展に出品された《洗濯バサミは攪拌行動を主張する》は、キャンバスから出た紙ひもに無数のアルミ製の洗濯バサミがつけられ、それぞれが光をはらんで筆触による頂点を想起させます(出品作は1993年制作)。また最新作《擦れ違い/遠のく紫 近づく白斑》連作は、相異なる方向へ向かう人が接近しすれ違う、その瞬間に薄膜の平面が認識できないだろうかという考えから絵画の垂直面が問い直されており、紫と白の色斑が絵画自体の生成や時間の集積を我々に知覚させます。これらの作品は、制作時期は異なりますが、「光」「時間」「反復」「拡散」といった絵画への問いにおける重要な要素を示しています。本展では、各々の作品が他の作品と共振する、光あふれる「場」において、新たな時間性による絵画体験を提示いたします。

《韻》 1959年 
ペイント・エナメル・砂、合板 114.0×92.0cm
東京都現代美術館

《擦れ違い/S字型還元》 2011年 
油彩、カンヴァス 194.0×147.0cm 
個人蔵 撮影:渡邉 修

《洗濯バサミは攪拌行動を主張する》 1963/93年
カンヴァス、紐、洗濯バサミ 〔5点組〕
116.5 x 91.0 cm(4点)、41.0 x 32.0 cm (1点)
個人蔵 
撮影:山本糾 / Courtesy of SCAI THE BATHHOUSE

1935年東京に生まれる。1958年東京藝術大学を卒業。1963年高松次郎、赤瀬川原平とハイレッド・センターを創設、従来の美術制作の枠を越えた反芸術的ハプニング・グループと目され物議を醸す。しかし、中西の真の興味は絵画と光=色彩の関係にあったことは、独自の色彩プランをこの時代から探求し始めていたことからも明らかである。また舞踏家・土方巽との舞台芸術における共同作業は、空間と身体と絵画の関係について深く思考する契機となった。1990年代からは絵画制作と連動する形で、設置される展示空間と密接な関わりをもって提示されるインスタレーション形式の作品も発表。それらの仕事は自身の概念「絵画場」の問題に関わっている。

中西夏之氏 2012年

  • ■講演会

    ◎当日12:00から館内受付で整理券を配布(先着60名)聴講料:入館料のみ
    11月17 日(土) 14:00-16:00
    谷 新氏 (美術評論家/宇都宮美術館館長)
    「中西夏之の初期と現在の絵画を中心に―その共通性と特異な絵画志向―」

    12月8日(土) 14:00-16:00
    林 道郎氏 (美術史家/上智大学教授)
    「絵画の時間/時間の絵画―放心と集中」

  • ■学芸員によるギャラリー・トーク

    10月20日(土)、11月3日(土)、1月12日(土)  14:00-15:00
    本展担当学芸員が展覧会の解説を行ないます。
    予約不要/エントランスホール集合

  • ■ガイドツアー

    ガイドスタッフがコレクション展示と展覧会をご案内します。
    14:00-15:00/予約不要/エントランスホール集合
    (講演会、トーク開催日を除く毎日)

  • ■千葉市美術館「須田悦弘展」(10/30-12/16)との連携

    ◎「中西夏之」展のチケット半券(有料券)提示で、「須田悦弘展」の入場料が割引となります。
    千葉市美術館:一般1000円→700円、大学生700円→490円

    ◎「須田悦弘展」のチケット半券(有料券)提示で、「中西夏之」展の入場料が割引となります。
    DIC川村記念美術館:一般1200円→1000円、学生・65歳以上1000円→800円

    ◎両館を結ぶ無料送迎バスを運行します。[所要時間:約40分~50分]
    11/3(土)-12/16(日)までの毎週土・日
    11/3、4、10、11、17、18、24、25
    12/1、2、8、9、15、16
    千葉市美発 12:00/14:00 → DIC川村記念美術館
    DIC川村記念美術館発 13:00/15:00 → 千葉市美術館

本展での展示風景や資料等が収録された展覧会カタログはミュージアムショップにて販売しております。

内容

執筆:谷新(美術評論家、宇都宮美術館館長)、
赤松祐樹、鈴木尊志
作品画像
展示風景
資料編
A4判 デザイン:森大志郎
一般
1,200円
学生・65歳以上
1,000円
小中学生・高校生
500円

[20名以上の団体(下記料金は1名分)]

一般
1,000円
学生・65歳以上
800円
小中学生・高校生
400円

[障がい者手帳をお持ちの方(+付き添い1名まで同料金)]

一般
900円
学生・65歳以上
700円
小中学生・高校生
300円
  • ※学生と65歳以上の割引適用には学生証や保険証などの身分証明書が必要です。
  • ※美術教育サポートプログラムもご活用ください。(1クラス 3,500円)

過去の展覧会一覧

今まで開催された展覧会の一覧をご覧いただけます。
過去の展覧会一覧

過去の展覧会一覧

今まで開催された展覧会の一覧をご覧いただけます。
過去の展覧会一覧