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春の植物

春を告げる

3月に入り水ぬるむ頃、美術館の自然林のあちこちで白いコブシの花が膨らみはじめ、春の訪れを実感させます。林床には春の植物たちが一斉に顔をのぞかせます。

3月

コブシ [辛夷] モクレン科
Magnolia kobus

3月中旬-3月下旬
花の咲く向きで方角がわかる「コンパス・プラント」の代表格。
実が人の拳に似ていることから「コブシ」と名づけられました。

ハクモクレン [白木蓮] モクレン科
Magnolia denudate

3月中旬-4月上旬
厚いビロード状の毛皮のコートを纏って越冬していたハクモクレンが葉の出る前に一斉に大きな白い花を開かせます。

カタクリ [片栗] ユリ科
Erythronium japonicum

3月中旬-4月上旬
「春の妖精」と呼ばれ、その可憐な姿は万葉の時代より歌に詠まれて親しまれています。
早春にいち早く芽を出し、他の植物が葉を広げる頃に地中に眠ってしまう「春植物」のひとつです。

カワヅザクラ [河津桜] バラ科
Prunus kawazu-zakura

3月上旬-
園内にある10種250本の桜のうち、最初に開花する早咲きの桜。美術館前の池に面して咲き、桜シーズンの到来を感じさせます。

4月

ソメイヨシノ [染井吉野] バラ科
Prunus yedoensis

3月下旬-4月上旬
桜前線の標準木。
美術館の庭園には約120本のソメイヨシノの木があります。

シダレザクラ [枝垂桜] バラ科
Prunus pendura

4月上旬
庭園奥の散策路沿いに、16本のシダレザクラが並んでいます。

ヤマザクラ [山桜] バラ科
Prunus jamasakura

4月中旬
野生の桜の代表で自然林に自生し、葉と白い花が同時に開きます。白鳥池前に樹齢50年以上と見られる大きな古木が3本あります。

サトザクラ [里桜] バラ科
Prunus Sato - zakura Group

4月下旬-5月上旬
八重咲きの濃い桃色の桜。
散策路奥には桜のトンネルができます。当園内で約1ヶ月の間楽しめる花見はサトザクラを最後に終わります。

ツバキ [椿] ツバキ科
Camellia

4月
日本原産で古くから親しまれてきた花です。
当庭園では紅白の花が並んで咲きます。

スミレ [菫] スミレ科
Viola

3月下旬-4月
紫色の濃い花と長細い葉が特徴です。
散策路の土手に自生しています。

ウラシマソウ [浦島草] サトイモ科
Arisaema urashima

4月上旬-5月上旬
黒紫色のグロテスクな花をつけます。
花の先端から伸びた糸状のひもを「浦島太郎」の釣竿になぞらえて、その名がつけられました。晩秋には朱色のトウモロコシに似た実をつけます。

シャクナゲ [石楠花] ツツジ科
R.Jean Marie

4月下旬-5月中旬
美術館の入り口周辺で鮮やかな大輪の花を咲かせます。

キンラン [蘭] ラン科
Cephalanthera falcata

4月下旬-5月中旬
雑木林で金色の花をつけます。
山野草ブームで乱獲され、著しく数が減少した植物であるゆえ、美術館敷地内の自然の豊かさの象徴と言えます。

クルメツツジ [久留米躑躅] ツツジ科
Rhododendron obtusum

4月下旬-5月上旬
50余年を経た大株と2種類の小さな苗を配置した池向こうの「つつじ山」。4月下旬になると、まるで深紅の絨毯を敷いたように一斉に開花します。
※総合研究所の敷地内のため、期間限定で一般公開。

フジ [藤] マメ科
Wisteria floribunda

4月下旬-5月上旬
野生種なので花房は30cmほどと短いです。
開花時には藤棚の周辺は甘く優雅な香りが漂います。

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