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hinmeli

©Tomoko Okubo / Kawamura Memorial DIC Museum of Art, 2013
Photo by Yosuke Otomo

更新日:2013年9月25日

本イベントは終了しました

【ギャラリー展示】

ふゆのひかり―「ヒンメリ」と贈りもの

会場 DIC川村記念美術館 付属ギャラリー

会期
2013年12月3日(火)-15日(日)
開場時間
10:00-16:00
休館日
12月9日(月)
主催
DIC株式会社

入場無料
(予約が必要なイベントと美術館の入館は有料です)

チラシをダウンロード(PDF:3,262KB)

太陽が遠のいて夜が長くなる季節、子どもたちはサンタクロースを待ち焦がれ、大人たちは家族や恋人に向けた贈り物の支度をします。現在のようなクリスマスの風習が広がる以前、北半球の各地では様々な形で冬至祭が行われていました。闇の退去と光の再生を願い、自然の恵みに感謝して祈りを捧げたのです。フィンランドに12世紀から伝わる冬至祭の装飾品「ヒンメリ」は麦わらに糸を通して作られるモビールで、その名は「天」を意味すると言われます。暖かい陽を浴びて大地に育った麦は、ヒンメリに姿を変えることで光の依り代となり、人の心を天へ届けてくれたのかもしれません。2006年にヒンメリの制作を始め、素材と形に込められた自然観を研究してきた造形作家のおおくぼともこさんは、正八面体を基本構造とするヒンメリを「祈りの結晶」と意味づけて新しいデザインを生み出しています。空中で静かに回るヒンメリの美にふれて、古代の人々がお祝いした光の誕生に想いを馳せ、贈り物とは何か、あらためて考える時間を持っていただけたら幸いです。

【会期中のイベント】

greeting card

雪の結晶のグリーティングカード作り

講師:吉浦亮子(切り紙アート作家、papirklip主宰)

12/7(土)13:00-15:30
定員:12名、予約制  参加費:2,000円

見なれた風景を白一色で包んで清らかに変えてくれる雪は、天からの贈り物にも例えられます。真っ白な紙から雪の結晶の形を切り抜いてモビールを作り、小さなプレゼントつきのグリーティングカードを仕立てます。どんなメッセージを添えるか考えながら、丁寧に作業してみましょう。本格的なデザインカッターを使うため、小さいお子さんは保護者同伴でご参加ください。

吉浦 亮子 (よしうら りょうこ)

岩手県生まれ。
1997年 自由学園女子最高学部を卒業後、デンマークオレロップ体育アカデミーに留学。モビールに出会う。2000年 デンマークモビールを基調としたデザインを三浦滉平氏に師事。2001年 代官山ギャラリーオリーブにて第1回目の個展を開催。2004年 デンマーク スカルス手工芸学校に留学。2008年 川村記念美術館ギフトショップで作品販売開始。2009年 誠文堂新光社より『雪の模様切り紙』出版。以降、同社から『蝶の模様切り紙』(2010年)『花の模様モビール』(2012年)も上梓。店舗装飾、イベントやギャラリーでの展示販売、ワークショップ、出版などで活躍中。

http://papirklip.jp/

ヒンメリの下のおはなし会

宮沢賢治『よだかの星』

読み手:岡安圭子(朗読家)

12/8(日)11:00-11:30 / 13:00-13:30 / 15:00-15:30
定員:各回30名程度、予約不要  参加費:無料

大小のヒンメリがゆっくりと回転する空間で、大空を舞台に繰り広げられる物語の世界にひたってみませんか?宮沢賢治の童話『よだかの星』は、醜い夜鷹が鷹にいじめられて名を変えることを強要され、それを拒んで星になるというストーリー。さまざまな受け取り方ができるこの物語について、意見や感想を交換してみましょう。

岡安 圭子 (おかやす けいこ)

朗読とナレーション。写真や美術作品などから想を得て読み物を選ぶ「言葉の反映」、聴覚に面白い音を届ける”Auditory Organs”、自然の中を動きながら朗読する「朗読の流れる時間」、そして絵本の「おはなし会」など型ににはまらない楽しい朗読会を作っている。
三重県津市出身、明治学院大学卒。

http://www.okayasukeiko.com/
hinmeli

©Tomoko Okubo / Kawamura Memorial DIC Museum of Art, 2013
Photo by Yosuke Otomo

麦わらで作る「ヒンメリ」ワークショップ

講師:おおくぼともこ(造形作家、noninoko主宰)

12/14(土)10:00-12:30 / 13:30-16:00
定員:各回12名、予約制  参加費:3,000円

日本に稲わらを使った祭祀用の装飾品やお守りがあるように、ヨーロッパでは麦わらでできた装飾品が存在し、ヒンメリもそのひとつです。日々私たちの命をつないでくれる穀物と、それを生み育てる自然の恵みに感謝しながら自分の手でヒンメリを作ってみましょう。

おおくぼともこ

フィンランドの麦藁の伝統装飾「ヒンメリ」を独自で これまでひもといてきた観点から新たに捉え提案している。ヒンメリの語源である「天」へと、純粋に捧げる気持ちで結び合わせること。 自然から授かった依り代である麦わらに、人の手と心を合わせることで「祈り」というかたち=ヒンメリを生み出す。活動以来、見えてきた自然の摂理を自己へ呼応させながら、調和のとれた自然との関わり方を探求している。
著書に「ヒンメリ フィンランドの伝統装飾」(プチグラパブリッシング刊)がある。
こどもをキーワードに造形活動を行なう家族ユニット「noninoko(ノニノコ)」としても活動。

http://himmeli.jp/

折形のワークショップ「一枚の紙、一本の紐」

講師:山口信博(グラフィックデザイナー、折形デザイン研究所主宰)

12/15(日)10:30-12:00
定員:12名、予約制  参加費:2,000円

室町時代から武家に伝わる贈り物の作法「折形」を研究し、グラフィックデザイナーとして現代の暮らしに添う折形を提案している山口信博さんに、和紙と水引の扱い方を教わります。なぜ贈り物が紙に包まれ、紐で結ばれるのか考えてみましょう。

山口 信博 (やまぐち のぶひろ)

1948年千葉県生まれ。
桑沢デザイン研究所中退。株式会社コスモPR等を経て独立、山口デザイン事務所を開く。グラフィックデザインのおもな仕事に、住まいの図書館『住まい学大系』全100冊のブックデザイン、雑誌「SD」(鹿島出版会)のアートディレクター、SD選書(同)のリニューアルデザインなどがある。2001年、日本古来の伝統礼法・折形を研究する場として折形デザイン研究所を設立。09年11月、十和田市現代美術館にて『新・包結図説展』を開催する。著書に『白の消息』(06年、ラトルズ)『折形デザイン研究所の新・包結図説』(09年、ラトルズ)、共著に『礼のかたち』『折る、贈る。』(ともに03年、ラトルズ)『半紙で折る折形歳時記』(04年、平凡社)『和のこころを伝える贈りものの包み方』(誠文堂新光社)がある。

http://origata.com/

かたちが伝える祈りの心

対談:山口信博、おおくぼともこ

司会:鈴木尊志(当館学芸課長)

12/15(日)14:00-15:30
定員:30名、予約制  参加費:500円(飲み物つき)

おおくぼさんは「光の依り代」ヒンメリを研究するかたわら、自然の造形や幾何学形態の本質、さらには折形にも心を寄せています。いっぽう、モダンデザインと民俗学的な視点を併せ持つ山口さんは、折形の研究を通して「贈る」という行為の本質を見つめてきました。お二人のご経験や知識を交えながら、目に見えない「祈りの心」を視覚化する仕事について語り合っていただきます。

◆ご予約方法

お電話(043-498-2672)もしくはEメール(goshitsumon@kawamura-museum.com)にて、
希望イベント開催日の3日前までに以下の情報をお知らせください。
①氏名 ②年齢 ③電話番号(緊急連絡先) ④希望イベントと時間

*先着順に承り、満席になりましたら受付を終了します。
*当日お席に余裕がある場合は予約なしでもご参加いただけます。
*ご予約の方には美術館の入館券がつきます。

【イベント物販と飲食の情報】

■付属ギャラリー

・関連書籍
・ヒンメリキット
・デンマーク切り紙papirklipのモビールとカード
・折形デザイン研究所のパッケージ商品
・book pick orchestraの文庫本葉書ほか

→会期中毎日

・BROWN’S Cafe & Beansのコーヒー
・THYMONSの焼き菓子と軽食

→12/15(日)のみ


■バスロータリー付近

・石釜ピザの移動販売車“pizza forno”

→12/8(日)、14(土)、15(日)