モーリス・ルイス
秘密の色層

2008年9月13日(土) - 11月30日(日)

時間:
9:30-17:00(入館は16:30まで)
休館日:
月曜(祝日の場合は開館)および9月16日、10月14日、11月4日、11月25日
主催:
DIC株式会社
後援:
千葉県、千葉県教育委員会、佐倉市、佐倉市教育委員会
協力:
佐倉市・開国150周年記念事業、ターナー色彩株式会社、Golden Artist Colors, Inc.
特別協力:
日本航空

入館料

  • 一般 1,300円
  • 学生・65歳以上 1,000円
  • 小中学生・高校生 500円

団体(20名以上):

  • 一般 1,100円
  • 学生・65歳以上 800円
  • 小中学生・高校生 400円

障害者手帳をお持ちの方
(付き添い1名まで同料金):

  • 一般 1,000円
  • 学生・65歳以上 700円
  • 小中学生・高校生 300円

※各種割引適用には学生証や保険証などの身分証明書が必要です

概要

モーリス・ルイスは、1912年にアメリカの首都ワシントンD.C.に程近い港町ボルチモアに生まれました。
地元の美術学校を卒業後、一時はニューヨークで活動しましたが、31歳で地元に戻ってからは、主にワシントンD.C.を制作の拠点としてきました。絵画講師のかたわら、自宅の小さなダイニングルームをアトリエとし、妻が仕事で外出している時間を、ひとり黙々と絵画制作に費やしたのです。

物静かで内向的、しかし創作に対する熱意を人一倍秘めていたルイスは、ポロックやロスコら同時代の画家が活躍するニューヨークとはあえて距離を置き、淡々と独自のスタイルを摸索しました。そんなルイスが、その後の美術の流れを変えることとなる画期的な作品を描き始めたのは1954年、41歳の時でした。
それらは人の背丈をはるかに超える大きなカンヴァスに、薄めた絵具を幾層にも流し重ねた抽象画でした。まるで美しい染物のように、絵具がカンヴァスに染み込んで一体化し、完全に平面的な画面が生まれたのです。
その後、画家は1962年に亡くなるまで染みの形や色の配列を違え、この手法を探求し続けました。

本展は、ルイスが遺した作品のうち、三つの主要なスタイル〈ヴェール〉〈アンファールド〉〈ストライプ〉を中心に15点前後が会する、日本では20年振りのルイス展です。

会期中のイベント

講演会

入館料のみ|先着60名|当日9:30から館内受付で整理券配布

1.トム・ラーナー博士
(ゲッティ修復研究所シニア・サイエンティスト)

アクリル絵具「マグナ」の開発とルイス絵画の展開および制作の秘密に迫ります。
9月28日(日) 14:00-


2.ドリー・アシュトン氏
(クーパー・ユニオン美術学部教授、美術史家)

当館コレクションの抽象表現主義作家とルイスについてお話いただきます。
10月12日(日) 14:00-
 

学芸員によるギャラリートーク

9月13日(土)、11月9日(日) 14:00-
入館料のみ|14:00エントランスホール集合
 

ガイドスタッフによる定時ツアー

毎日14:00-15:00
※講演会と学芸員によるギャラリートーク開催日を除く
入館料のみ|14:00エントランスホール集合