ジョゼフ・コーネル×高橋睦郎
箱宇宙を讃えて

2010年4月10日(土) - 7月19日(月・祝)

時間:
9:30-17:00(入館は16:30まで)
休館日:
月曜(ただし5月3日、7月19日は開館)、5月6日(木)
主催:
DIC株式会社
後援:
千葉県、千葉県教育委員会、佐倉市、
佐倉市教育委員会

入館料

  • 一般 1,100円
  • 学生・65歳以上 900円
  • 小中学生・高校生 500円

団体(20名以上):

  • 一般 900円
  • 学生・65歳以上 700円
  • 小中学生・高校生 400円

障害者手帳をお持ちの方
(付き添い1名まで同料金):

  • 一般 800円
  • 学生・65歳以上 600円
  • 小中学生・高校生 300円

※各種割引適用には学生証や保険証などの身分証明書が必要です

概要

貝殻や星図、リキュール・グラスや古い絵画の複製など、小さな品々が詰まった手作りの木の箱。コーネルが地下室のアトリエでこつこつと作り続けたそれらは、美術作品でありながら、彼自身の幸せな子供時代を封じ込めた宝物箱、叶わぬ夢や憧れのための飾り棚といえるものでした。
そしてまた、両手で抱えられるほどの大きさの箱は、のぞき見る人の空想しだいで、どこまでも拡がっていく無限の宇宙にも姿を変えます。誰もが心の奥に大切にしまいこんでいる世界。その豊潤さや甘美さを、コーネルの箱は思い出させてくれるのです。

そんなコーネル芸術を深く敬愛する高橋睦郎(むつお)は、1993年に「この世あるいは箱の人」と題した詩をつくり、この稀代のアーティストを讃えました。
そして本展では、当館が所蔵する7つの箱作品と9つの平面コラージュひとつひとつに捧げた詩16篇を新たに発表します。コーネルの創作と同じくひそやかに綴られた言葉は、その「小さく広大な世界」を清新な光で照らし出すにちがいありません。

美術家と詩人、20世紀のアメリカと現代の日本――異なる時空に生きながら、それぞれ独自の小宇宙を創造したふたりのコラボレーションを通じ、これまでにないコーネル・ワールドを体験していただけることでしょう。

関連プログラム

高橋睦郎  詩の朗読会
「コーネルの箱宇宙を讃える」

高橋睦郎がコーネルに捧げる新作詩を朗読し、コーネル作品の魅力について語ります。
終了後、書籍サイン会も行います。
4月17日(土) 14:00-15:00
入館料のみ|エントランスホール集合
 

学芸員によるギャラリートーク

4月10日(土)、6月27日(日) 14:00-15:00
入館料のみ|14:00エントランスホール集合
 

ガイドスタッフによる定時ツアー

講演会と学芸員によるギャラリートーク開催日を除く毎日
14:00-15:00
入館料のみ|14:00エントランスホール集合
 

音声ガイド

高橋睦郎氏による詩の朗読や展覧会案内、作品解説などをお楽しみください。
コレクション展示の解説も収録しています。
貸出料=1台 500円