「絵画の森」
レンブラント、印象派、現代の巨匠たち
リニューアル2008 コレクション展示
2008年6月3日(火) - 2008年8月31日(日)
- 時間:
- 9:30-17:00(入館は16:30まで)
- 休館日:
- 月曜(ただし7月21日は開館)、7月22日(火)
- 主催:
- DIC株式会社
入館料
- 一般 1,000円
- 学生・65歳以上 800円
- 小中学生・高校生 500円
団体(20名以上):
- 一般 900円
- 学生・65歳以上 700円
- 小中学生・高校生 400円
障害者手帳をお持ちの方
(付き添い1名まで同料金):
- 一般 800円
- 学生・65歳以上 600円
- 小中学生・高校生 300円
※各種割引適用には学生証や保険証などの身分証明書が必要です
概要
1990年、緑豊かな里山の地に開館した川村記念美術館は、2006年末より約2年にわたる増改築工事を終えて、2008年3月にリニューアルオープンいたしました。
この夏は、展示面積が従来の1.5倍に拡張された全館を舞台に、所蔵品より厳選した作品をご紹介します。
リフレッシュした展示空間に並ぶのは、長く当館の顔として親しまれてきたレンブラントによる肖像画から、印象派、近代の日本画、シュルレアリスム絵画、フランク・ステラを中心とした戦後アメリカの大型絵画群など約120点です。
なかでも20世紀アメリカ美術の巨匠、バーネット・ニューマンの《アンナの光》とマーク・ロスコの〈シーグラム壁画〉をそれぞれ独立して展示する新設の二室は、画家の制作意図を考え、広さ・鑑賞距離・照度・建材を吟味して設計されました。
《アンナの光》を展示した「ニューマン・ルーム」は、紗のスクリーンをかけたガラス窓から屋外の自然が透けて見え、赤い大画面の拡がりと屋外の自然の拡がりが互いに呼応しています。この設計デザインは、「作品」「建物」「自然環境」の調和を目指す開館以来の当館の姿勢に沿うものです。
また、主として特別展会場として構想され、大型作品の展示をも念頭にあつらえた「203室」は、6mの天井高からトップライトで自然光を取り込むことのできる正方形の部屋です。
今回、この開放的なスペースには、ウォーホルやリキテンスタインによるポップ・アートや戦後ヨーロッパ美術の優れた作品を展示します。
そのほかにも自然の光と緑を視界に取り込む工夫は館内の随所に見られ、そんな伸びやかな建築のなかに場所を得た作品たちは、静かにそして自由に呼吸をするかのように感じられることでしょう。
あたかも、樹木の一本一本が命を息づかせる、屋外の林間へと連続するように。
会期中のイベント
ガイドスタッフによる定時ツアー
毎日14:00-15:00
入館料のみ|14:00エントランスホール集合