ジョゼフ・コーネル ―新収蔵品を迎えて―
コレクションHighlight
2022年9月13日(火) - 2023年1月15日(日)
- 時間:
- 9:30-17:00(入館は16:30まで)
- 休館日:
- 月曜(ただし9月19日、10月10日、1月2日、1月9日は開館)、9月20日(火)、10月11日(火)、12月25日(日)-1月1日(日)、1月5日(木)、1月10日(火)
- 主催:
- DIC株式会社
入館料
- 一般 1,500円
- 学生・65歳以上 1,300円
- 小中学生・高校生 600円
団体(20名以上):
障害者手帳をお持ちの方
(付き添い1名まで同料金):
- 一般 1,200円
- 学生・65歳以上 1,000円
- 小中学生・高校生 400円
※9月13日(火)から10月7日(金)まで、以下のとおり入館料が異なります。一般1,000円、学生・65歳以上800円、小中学生・高校生600円
※各種割引適用には学生証や保険証などの身分証明書が必要です
※本チケットで全てのコレクション展示がご覧いただけます
概要
DIC川村記念美術館は、このたびジョゼフ・コーネル(1903–1972)のコラージュ1点を新たに収蔵しました。これを機に、当館のコーネル作品全17点をコレクションHighlightとして公開します。
通常はコレクション展示の会期ごとに数点ずつ展示しているコーネル作品をまとめてご覧いただける機会です。企画展と合わせ、ぜひコレクション展示もお楽しみください。
新収蔵品について
《キルケとその愛人たち(ドッソ・ドッシ)》(1961–66年頃)はコーネルの後期のコラージュの一点で、ルネサンス期の北イタリアの画家ドッソ・ドッシの手に成る絵画《風景の中のキルケと愛人たち》(1525年頃)の図版の一部が使われています。
石板を手に持つ裸の女性が、ホメーロスの叙事詩『オデュッセイア』をはじめギリシャ神話に魔女や女神として登場するキルケであり、鹿や犬、鳥たちはキルケの魔法によって動物に変身させられた愛人たちであると言われています。同じ《風景の中のキルケと愛人たち》の図版を画面の右半分に配した作品はいくつか存在しますが、本作品の画面上にはほかにコラージュの要素は見られず、その大半を覆う白の余白にコーネルの好んで用いた円弧のラインが一筋刻まれるのみです。