開館30周年記念展
ふたつのまどか

―コレクション×5人の作家たち

2020年6月16日(火) - 11月29日(日)

時間:
10:30-16:00(入館は15:30まで)
休館日:
月曜(ただし8月10日、9月21日、11月23日は開館)、8月11日(火)、9月23日(水)、11月24日(火)
主催:
DIC株式会社
後援:
千葉県、千葉県教育委員会、佐倉市、佐倉市教育委員会


※新型コロナウイルスの影響により会期を変更いたしました
 変更前:2020年3月20日(金・祝)-7月26日(日)
 変更後:2020年6月16日(火)-11月29日(日)

入館料

  • 一般 1,300円
  • 学生・65歳以上 1,100円
  • 小中学生・高校生 600円

団体(20名以上):

  • 一般 1,100円
  • 学生・65歳以上 900円
  • 小中学生・高校生 500円

障害者手帳をお持ちの方
(付き添い1名まで同料金):

  • 一般 1,000円
  • 学生・65歳以上 800円
  • 小中学生・高校生 400円

※ご来館前に日時指定のオンラインチケットをご購入ください。詳しくはこちらをご覧ください。
※各種割引適用には学生証や保険証などの身分証明書が必要です

※本チケットでコレクション展示もご覧いただけます

概要

本展はDIC川村記念美術館の開館30周年を記念し、コレクションと現代作家のコラボレーションの機会として企画されました。

当館の建物には、エントランスホールの天井照明やステンドグラスをはじめ、「重なる二つの円」のデザインモチーフがちりばめられています。そこには、初代館長・川村勝巳と建築家・海老原一郎の友情の絆、そして鑑賞者と作品が出会う場という意味が込められているのです。

本展はこのモチーフにちなんだタイトルどおり、現在第一線で活躍する5名の作家と当館のコレクション作品との出会いの場となります。
現代美術作家の目によってコレクションが読み解かれ、その手によって紡ぎだされる新たなインスタレーションが、ひとつの空間のなかで展開されます。
時代をこえたつながり、響きあいをどうぞお楽しみください。

 

出品作家

さわひらき × サイ・トゥオンブリー
杉戸洋 × ラリー・ベル
野口里佳 × ジョアン・ミロ
福田尚代 × ジョゼフ・コーネル
渡辺信子 × エルズワース・ケリー

作家略歴

さわひらき

1977年 石川県生まれ
2000年 イースト・ロンドン大学美術学部ファインアート科卒業
2002年 若手作家の登竜門であるEast International Award受賞
2003年 ロンドン大学スレート校美術学部彫刻科修士課程修了
2004年 個展「Going Places Sitting Down」
              (ヘイワード・ギャラリー、イギリス)
2005年 個展「Black Box」
              (ハーシュホーン博物館、アメリカ)
2006年 個展「Six Good Reasons to Stay at Home」
              (ビクトリア国立美術館、オーストラリア)
2010年 個展「Carrousel」
              (ブザンソン美術考古博物館、フランス)
2014年 個展「Under the Box, Beyond the Bounds」
              (東京オペラシティ アートギャラリー/ビクトリア美術館、カナダ)
2019年 個展「Memoria Paralela」
              (ナバーラ大学美術館、スペイン)
現在、ロンドン在住

[パブリックコレクション]
愛知県美術館、イスラエル美術館、金沢21世紀美術館、国立国際美術館、高松市美術館、東京都写真美術館、ハーシュホーン博物館、フォートワース近代美術館、ボストン美術館、森美術館 など

杉戸洋

1970年 愛知県名古屋市生まれ
1992年 愛知県立芸術大学美術学部日本画科卒業
1996年 絵画制作のため渡米
1998年 「VOCA」(上野の森美術館)奨励賞受賞
2006年 個展「FOCUS」
              (フォートワース近代美術館、アメリカ)
2015年 個展「天上の下地 prime and foundation」
              (宮城県美術館)
2017年 個展「とんぼ と のりしろ」(東京都美術館)、
                 前川國男設計の建築空間を利用したインスタレーションを展開
2018年 平成29年度(第68回)芸術選奨、文部科学大臣賞受賞
現在、名古屋と東京を拠点に活動

[パブリックコレクション]
愛知県美術館、ヴァンジ彫刻庭園美術館、国立国際美術館、サンフランシスコ近代美術館、高橋コレクション、高松市美術館、東京国立近代美術館、東京都現代美術館、豊田市美術館 など

野口里佳

1971年 埼玉県生まれ
1993年 日本大学芸術学部写真学科卒業
1997年 ニューヨークを拠点に活動(2001年まで)
2001年 個展「予感」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)
2004年 個展「飛ぶ夢を見た」(原美術館)
              個展「彼等」(アイコンギャラリー、イギリス)
              ベルリンを拠点に活動(2016年まで)
2008年 「第55回 カーネギー・インターナショナル」
              (アメリカ)参加
2009年 二人展「光 松本陽子 / 野口里佳」(国立新美術館)
2011年 個展「光は未来に届く」
              (IZU PHOTO MUSEUM)
              「第4回 横浜トリエンナーレ」参加
2017年 個展「海底」(タカイシイギャラリー)
2018年 「第21回 シドニービエンナーレ」
              (オーストラリア)参加
現在、沖縄県在住

[パブリックコレクション]
ウォーカー・アート・センター、金沢21世紀美術館、国立国際美術館、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館、高松市美術館、東京国立近代美術館、東京都写真美術館、原美術館、ポンピドゥー・センター など

福田尚代

1967年 埼玉県浦和市(現・さいたま市)生まれ
1992年 東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修了
1994年 アメリカ、ワシントン州に居住(2000年まで)
2010年 「アーティスト・ファイル2010―現代の作家たち」
              (国立新美術館)参加
2013年 個展「慈雨 百合 粒子」(小出由紀子事務所)
2014年 「MOTアニュアル2014 フラグメント」
              (東京都現代美術館)参加
2016年 個展「言葉の在り処、その存在」(うらわ美術館)
              美術と回文の作品集『ひかり埃のきみ 美術と回文』を平凡社より刊行
現在、埼玉県在住

[パブリックコレクション]
うらわ美術館、東京都現代美術館 など

渡辺信子

1948年 東京生まれ
1970年 この頃から作品発表を始める
1971年 相愛女子大学音楽学部器楽学科ピアノ科卒業
1998年 二人展「Nobuko Watanabe Elke Sander」
              (ケルン日本文化会館)
1999年 個展「境界の向こう側」
              (ギャラリー・キキ・マイヤーハーン、ドイツ)、
              以後同画廊で継続的に個展
2001年 個展「布のかたち」(西宮市大谷記念美術館)
2002年 「アーティスト・レジデンス展」
              (国際芸術センター青森)参加
2003年 「いととぬの」(群馬県立近代美術館)参加
2017年 個展「Beyond “Beyond Color and Space”」
              (Gallery Nomart)
               個展「VOICE OF ASIA」
              (アラリオ・ギャラリー、韓国)
現在、箕面市とデュッセルドルフを拠点に制作。ピアニストとしても活動している

[パブリックコレクション]
芦屋市立美術博物館、大阪府20世紀美術コレクション、北九州市美術館、ケルン日本文化会館、西宮市大谷記念美術館、兵庫県立美術館 など

会期中のイベント

出品作家によるトークイベント
※中止となりました

 3月21日(土) さわひらき(映像作家)
4月11日(土)  野口里佳(写真家)
5月23日(土)  福田尚代(美術家)
6月13日(土)  杉戸洋(美術家)
7月4日(土)  渡辺信子(美術家)
 

学芸員によるギャラリートーク
※中止となりました

3月28日(土)、4月25日(土)、5月30日(土)、6月27日(土)、7月11日(土)
14:00-15:00(14:00エントランスホール集合)
予約不要|入館料のみ
 

ガイドスタッフによる定時ツアー

上記イベント開催日を除く毎日
※当面の間休止いたします
14:00-15:00(14:00エントランスホール集合)
予約不要|入館料のみ
※毎月第三土曜日は参加型ギャラリートーク「mite!」実施

インタビュー動画

さわひらき

3月21日(土)のトークイベント中止に伴い、本展での展示についてお話を伺いました。