事前予約制のご案内

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ミニマル/コンセプチュアル:

ドロテ&コンラート・フィッシャーと1960–70年代美術

2021年10月9日(土) - 2022年1月10日(月・祝)

時間:
9:30-17:00(入館は16:30まで)
休館日:
月曜(ただし1月3日、1月10日は開館)、12月25日(土)-1月1日(土)
主催:
DIC株式会社、共同通信社
共催:
ノルトライン゠ヴェストファーレン州立美術館[デュッセルドルフ]
協力:
日本航空
後援:
ドイツ連邦共和国大使館、ゲーテ・インスティトゥート東京、千葉県、千葉県教育委員会、佐倉市、佐倉市教育委員会


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This exhibition is co-organized by and based on works from the Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen, Düsseldorf.

入館料

  • 一般 1,300円
  • 学生・65歳以上 1,100円
  • 小中学生・高校生 600円

団体(20名以上):

障がい者手帳をお持ちの方
(付き添い1名まで同料金):

  • 一般 1,000円
  • 学生・65歳以上 800円
  • 小中学生・高校生 400円

※ご来館前に日時指定のオンラインチケットをご購入ください。定員に空きがある場合に限り、当館窓口にて当日チケットを販売いたします。詳しくはこちらをご覧ください。

※各種割引適用には学生証や保険証などの身分証明書が必要です

※本チケットでコレクション展示もご覧いただけます

※下記の作品は現在調整中です
ロバート・ライマン《ブルー・ライン・ドローイング #2(#69.224)》1969年

概要

ミニマル・アートは1960年代に主にアメリカで展開した美術の潮流として知られています。レンガや金属板、蛍光灯といった工業用素材や既製品が使用されること、正方形や立方体などの単純で幾何学的な形態やその反復による構造が一般的な特徴として挙げられます。作家の感情の痕跡や身振りを伴う表現を排し、作品はその物質性を前景化させます。

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カール・アンドレ《雲と結晶/鉛、身体、悲嘆、歌》1996年 ノルトライン゠ヴェストファーレン州立美術館、デュッセルドルフ
© Carl Andre / VAGA at ARS, NY / JASPAR, Tokyo 2021 G2589
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ダン・フレイヴィン《無題(タトリンのための“モニュメント”)》1967-70年 東京都現代美術館
© 2021 Stephen Flavin / ARS, New York / JASPAR, Tokyo G2589
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ロバート・ライマン《ブルー・ライン・ドローイング #2(#69.224)》1969年
ノルトライン゠ヴェストファーレン州立美術館、デュッセルドルフ
© 2021 Robert Ryman / ARS, New York / JASPAR, Tokyo G2589

ミニマル・アートに続いて現れ、同時代に拡がりを見せたコンセプチュアル・アートは、実際の制作物以上に、もととなる考えを作品の成立条件として重視します。芸術にとって最も重要な要素はアイディアやコンセプトだと考えたのです。特定の形態に限定されることなく、言葉をはじめ、写真、映像、印刷物、日用品、自然物、そして作家自身の身体など多様な媒体や形式が用いられました。

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ブルース・ナウマン《コンラート・フィッシャーのための音に関する6つの問題(# 122)》1968年
ノルトライン゠ヴェストファーレン州立美術館、デュッセルドルフ
© 2021 Bruce Nauman / ARS, New York / JASPAR, Tokyo   G2589
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ブルース・ナウマン《コンラート・フィッシャーのための音に関する6つの問題 (# Z 94)》1968年
ノルトライン゠ヴェストファーレン州立美術館、デュッセルドルフ
© 2021 Bruce Nauman / ARS, New York / JASPAR, Tokyo   G2589
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ソル・ルウィット《コンストラクション・ドローイング》1969年
ノルトライン゠ヴェストファーレン州立美術館、デュッセルドルフ
© 2021 Sol LeWitt / ARS, New York / JASPAR, Tokyo G2589
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ギルバート&ジョージ《アーチの下で(ボックス)》1969年
ノルトライン゠ヴェストファーレン州立美術館、デュッセルドルフ

こうした新しい傾向をもつ芸術を紹介する国際的な拠点のひとつとなったのが、コンラート・フィッシャーが1967年にデュッセルドルフに開いたギャラリーでした。フィッシャーはアメリカやヨーロッパの若いアーティストたちとコンタクトを取りながら、斬新なプロセスで展覧会を実現させていきます。完成した作品を高い費用をかけて海外から輸送するよりも、作家本人をデュッセルドルフに招いて現地で制作する方法がとられました。または作家が記した指示書に基づき、フィッシャーをはじめ、職人やエンジニアなどが制作と展示設営を遂行しました。

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ドロテ・フィッシャーとコンラート・フィッシャー
1969年
Photo: Gerhard Richter

フィッシャーは妻のドロテとともに、展覧会を手がけた作家たちの作品を蒐集し、同時に書簡や指示書、展示のためのドローイングといった多彩な資料も記録、保管してきました。本展では、故フィッシャー夫妻のコレクションを収蔵したノルトライン゠ヴェストファーレン州立美術館の全面的な協力のもと、1960年代から70年代のミニマル・アートとコンセプチュアル・アートを中心とした貴重な作品や、その生成を紐解くアーカイブを展覧します。さらに、国内所蔵の主要作品を加え、異なる主張や特性を有しながらも、芸術とは何かを問い直し、今日のアートにも多大な影響を与えたこれらの芸術動向を振り返ります。

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カール・アンドレ《5×20 アルトシュタットの長方形》(1967年)の展示でのコンラート・フィッシャーと訪問者たち(1967年10月21日、フィッシャー・ギャラリーのオープニングにて)
Photo: Fred Kliché (Archiv Dorothee und Konrad Fischer)
© Carl Andre / VAGA at ARS, NY / JASPAR, Tokyo 2021 G2589
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コンラート・フィッシャーとギルバート&ジョージ(デュッセルドルフ、プラターネン通り、1973年11月)
Konrad Fischer Galerie


出品作家

カール・アンドレ、リチャード・アートシュワーガー、ローター・バウムガルテン、ベルント&ヒラ・ベッヒャー、マルセル・ブロータース、スタンリー・ブラウン、ダニエル・ビュレン、ハンネ・ダルボーフェン、ヤン・ディベッツ、ダン・フレイヴィン、ギルバート&ジョージ、河原温、ソル・ルウィット、リチャード・ロング、ブルース・ナウマン、ブリンキー・パレルモ、ゲルハルト・リヒター、ロバート・ライマン

※下記の作品は現在調整中です
ロバート・ライマン《ブルー・ライン・ドローイング #2(#69.224)》1969年


会期中のイベント

学芸員によるギャラリートーク 要予約

10月29日(金) 、11月26日(金) 11:30-12:15
11:30エントランスホール集合|入館料のみ
殺菌済みのイヤホン機器を使用いたします
受付開始=11月19日(金) 10:00
 

ガイドスタッフによる定時ツアー 要予約

毎日14:00-15:00
館内受付にて当日9:30より随時受付(先着15名)
入館料のみ


カタログ情報

ミニマル/コンセプチュアル:
ドロテ&コンラート・フィッシャーと1960–70年代美術

328ページ
一般価格:4,500円(税込)

執筆:アネッテ・クルシンスキ、林道郎、沢山遼、光田由里、岡本想太郎、黒田和士、河田亜也子、尾﨑登志子

ミュージアムショップ特別価格:3,500円(税込)
当館ミュージアムショップ店頭および通販では特別価格にて販売いたします。


プレイリスト

本展で扱うミニマル・アートと同時期に発生したミニマル・ミュージック、そしてその影響を受けた音楽をSpotifyプレイリストでご紹介しています。自身もミニマル・ミュージックに影響を受けたという音楽家、トクマルシューゴによる選曲。本展のための特別なプレイリストをお楽しみください。​​​​​​

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トクマルシューゴ

様々な楽器や非楽器を用いて作曲・演奏・録音をこなす音楽家。2004年NYのインディレーベルより1stアルバムをリリース、各国のメディアで絶賛を浴びる。以降、国内外ツアーやフェス出演、映画・舞台・CM音楽制作など幅広い分野で活動し、近年はNHK Eテレ『ミミクリーズ』の音楽も手がけている。2020年には、配信限定シングル「Sakiyo no Furiko」、圧巻の360°手書きアニメーションによるVRミュージックビデオとともに「Canaria」を連続リリース。そして3年ぶりとなる自身主催のフェスを『TONOFON (REMOTE)FESTIVAL』としてオンライン開催。今年2021年には音楽劇『プラネタリウムのふたご』(演出:ウォーリー木下)の音楽、映画『青葉家のテーブル』(監督:松本壮史)の劇中歌制作を担当した他、ディズニー&ピクサー『あの夏のルカ』日本版エンドソング「少年時代(あの夏のルカver.)」(歌:suis)のアレンジを手がけるなど、活動のフィールドを更に広げている。
https://www.shugotokumaru.com/