カラーフィールド
色の海を泳ぐ

2022年3月19日(土) - 9月4日(日)

時間:
9:30-17:00(入館は16:30まで)
休館日:
月曜(ただし3月21日、7月18日は開館)、3月22日(火)、4月20日(水)、5月24日(火)-31日(火)、7月19日(火)
主催:
DIC株式会社
特別協力:
デイヴィッド・マーヴィッシュ・ギャラリー
後援:
在日カナダ大使館、千葉県、千葉県教育委員会、佐倉市、佐倉市教育委員会

入館料

  • 一般 1,500円
  • 学生・65歳以上 1,300円
  • 小中学生・高校生 600円

団体(20名以上):

障害者手帳をお持ちの方
(付き添い1名まで同料金):

  • 一般 1,200円
  • 学生・65歳以上 1,000円
  • 小中学生・高校生 400円

※各種割引適用には学生証や保険証などの身分証明書が必要です

※本チケットでコレクション展示もご覧いただけます

概要

カラーフィールドは1950年代後半から60年代にかけてアメリカを中心に発展した抽象絵画の傾向です。 大きなカンヴァス一面に色彩を用いて場(=フィールド)を創出させることで、広がりある豊かな画面を作り出しました。 

本展は、このカラーフィールド作品の収集で世界的に知られるマーヴィッシュ・コレクションより、関連する作家9名に焦点をあて、1960年代以降の出色の作品を紹介する本邦初の展覧会です。彼らは、色彩と絵画の関係を各々の方法で模索し、その過程で多くの作家が独自の描画に至りました。変形的な外形を持つシェイプト・カンヴァスの使用や、絵具をカンヴァスに染み込ませるステイニング技法、あるいはスプレーガンの噴霧で色を蒸着させる画法など、従来では考えの及ばなかった手法を考案し、絵画に新たな地平を切り拓いたのです。

こうして創出された空間を満たす大画面と、そこで展開される様々な色彩についての思考は、今なお見るものの感覚や想像力を刺激してやみません。作品が体現する色の世界、その海を泳ぐ私たちは、色の波に身をまかせ、溺れ、時に抗いながら、絵画と色彩の無限の可能性に出会うでしょう。色の海を泳ぎきった先には、きっと、私たち自身の中にある彩り豊かで、高潔な、けれど同時に暗く、黒いものをも包む、美しい地平を感じとっていただけるのではないでしょうか。 


オードリー&デイヴィッド・マーヴィッシュ・コレクション

マーヴィッシュ夫妻は、世界的に知られるカラーフィールド作品のコレクターです。画家であった母の影響により、早くから芸術に強い興味を抱いたデイヴィッド氏は、1963年秋、18歳でカナダのトロントに念願のギャラリーを開廊。ルイスやノーランド、オリツキーなどの作品に魅了され、じきにカラーフィールド作家の個展やグループ展を中心に企画し始めます。1967年の結婚後は、妻のオードリー氏と芸術への情熱を共有し、1978年のギャラリー閉廊まで約15年間、企画開催に合わせて直接作家から購入した作品群は、世界最良のカラーフィールド作品のコレクションとして知られています。 
現在も精力的に作品を収集し、コレクションの一部を欧米の美術館で開催される展覧会へ出品して、作家や作品理解に寄与する活動を継続しています。

会期中のイベント

※詳細は随時更新いたします

学芸員によるギャラリートーク 〈要予約〉

毎月第2土曜日11:30-12:15
11:30エントランスホール集合|入館料のみ
殺菌済みのイヤホン機器を使用いたします


ガイドスタッフによる定時ツアー 〈要予約〉

毎日14:00-15:00
館内受付にて当日9:30より随時受付(先着15名)
入館料のみ


講演会 〈要予約〉

加治屋健司(現代美術史、東京大学大学院総合文化研究科教授) 
6月12日(日) 13:30-15:00
入館料のみ|定員30名
受付開始:会員5月21日(土)、一般5月25日(水)


ポップアップストア

ミュージアムショップ、ギフトショップでご紹介している作家、メーカーの中から、彩り豊かな品々を厳選。期間限定のポップアップストアを開催します。
3月18日(金)-5月8日(日)
会場:付属ギャラリー


PIGMENT TOKYO顔料展示

400色の顔料を鉱石やクリスタルと一緒に展示します。
7月5日(火)-9月4日(日)
会場:付属ギャラリー
PIGMENT TOKYOウェブサイト


夏休みワークショップ 〈要予約〉

水彩絵具づくりのワークショップを開催します。
7月16日から8月20日までの毎週土曜日
会場:付属ギャラリー
受付開始:会員6月15日(水)、一般6月22日(水)