マン・レイのオブジェ

日々是好物|いとしきものたち

2022年10月8日(土) - 2023年1月15日(日)

時間:
9:30-17:00(入館は16:30まで)
休館日:
月曜(ただし10月10日、1月2日、1月9日は開館)、10月11日(火)、12月25日(日)-1月1日(日)、1月5日(木)、1月10日(火)
主催:
DIC株式会社
後援:
千葉県、千葉県教育委員会、佐倉市、佐倉市教育委員会

入館料

  • 一般 1,500円
  • 学生・65歳以上 1,300円
  • 小中学生・高校生 600円

団体(20名以上):

障害者手帳をお持ちの方
(付き添い1名まで同料金):

  • 一般 1,200円
  • 学生・65歳以上 1,000円
  • 小中学生・高校生 400円

※各種割引適用には学生証や保険証などの身分証明書が必要です

※本チケットでコレクション展示もご覧いただけます

概要

マン・レイ(Man Ray, 1890–1976)は20世紀にアメリカとパリで活躍した芸術家で、絵画をはじめ写真、オブジェ、映画など多岐にわたる作品を手掛けました。本展は、作家が活動の後期より「我が愛しのオブジェ」と称したオブジェ作品に注目し、展観します。パリに憧れたユダヤ系アメリカ人として言葉の壁に当たり大戦に翻弄されながらも、多くの芸術家や愛する人との出会いと別れを繰り返し生きたマン・レイ。彼が生涯にわたり自由に制作したオブジェは、ものや言葉の詩的な組み合わせで成り立ちます。独自の手法で同じ主題のオブジェを再制作したことも特筆すべき点で、ここには「芸術作品のオリジナリティ」という大きな問いに対するひとつの提案が含まれています。本展では、国内所蔵のオブジェおよそ50点を軸として、関連する作品や資料を合わせた約150点をご紹介します。


※会期中に展示替えがあります
 前期:10月8日(土)-11月20日(日)
 後期:11月22日(火)-1月15日(日)


展覧会の副題について

「日々是好物|いとしきものたち」
 

言葉遊びはマン・レイのオブジェ制作の重要な手法です。今回は禅の用語である「日々是好日」をもじった「日々是好”物”(もの、オブジェ)」という造語を充てることで言葉遊びの手法のオマージュとしました。アイデアが浮かんだ瞬間に日用品や言葉を組み合わせて作品となったマン・レイのオブジェは、関係のないもの同士を出会わせて違和感をもたらすシュルレアリスムの「デペイズマン」の切り口で説明されることが多いものの、マン・レイの視点と構成の仕方はむしろ「見立て」や「取合せ」といった茶道の粋な遊びに近いのではないでしょうか。また、マン・レイのアトリエは常にオブジェで溢れており、それらは彼の日常にある「愛しいもの」だったと言えるでしょう。

会期中のイベント

講演会 〈要予約〉

木水千里(美学・美術史、早稲田大学助教) 
10月29日(土) 13:30-15:00
入館料のみ|定員35名
受付開始:会員9月28日(水)、一般10月5日(水)
 

キュレイターズ・トーク 〈要予約〉

朝木由香(神奈川県立近代美術館)×杉浦花奈子(DIC川村記念美術館)
11月20日(日) 11:30-12:15​
入館料のみ|定員30名
受付開始:10月26日(水)
 

学芸員によるギャラリートーク 〈要予約〉

毎月第3土曜日11:30-12:15
11:30エントランスホール集合
入館料のみ|定員15名
受付開始:開催2週間前の土曜日


ガイドスタッフによる定時ツアー 〈要予約〉

毎日14:00-14:45
館内受付にて当日9:30より随時受付(先着15名)
入館料のみ
 

ミュージアムコンサート 〈要予約〉

高橋アキ/ピアノ
「エリック・サティ マン・レイに寄せて」
12月3日(土) 17:45開場 / 18:00開演
一般4,000円、会員3,500円 *当日入館料込み
受付開始:会員9月30日(金)、一般10月12日(水)